ジム初心者の男性は、「アームカール」をよくする傾向にあります。
ベンチやスクワットに比べて、扱う重りも小さくて済むし
何より単純な動作で行いやすい、知っている動作だからだと思います。
だけど、上腕二頭筋の発達って難しいんです。
意外と、刺激が入りにくい。腕ばっかり疲れるけど、二頭筋には刺激が入っている気がしない。
筋肉痛にならない、と言う人が多いです。
証拠に、上腕二頭筋の形がちゃんと 「二頭」見える人は少ない。
二頭筋が、ちゃんと「二つの膨らみ」に見えるのであれば、
「お。この人、やる。」
と感じます。
そういった観点から見て、僕が思う
「上級者筋肉」
は他に
・広背筋 大円筋
ですね。見えない部位であるし、ちゃんと広背筋と大円筋の使い分けで筋トレ出来てる人は、そんなにいないですね。
とくに、懸垂になってくると分かります。
あと
「大腿四頭筋を代表とする、太腿群」
これは、太さ。
表現が難しいですが、単なる 「ボンとでかい」じゃなく
「鍛えこまれた太さ」の人は、形が全然違う。ズボンの上から察知できる形を見て
「この人、やべー!!」
と思います。
「三角筋」は、中級者から上になると、結構いますし。もともとの骨格が太い人は、かなりでかい三角筋になってますし。
三角筋の中でも、「後部」のリアが発達している人は、「コンテスト出場経験あり」だなと思います。
腹斜筋や前鋸筋も、最近のコンテストブームで結構鍛えてる人増えましたしね。
ボディビルでは、「縫工筋」にも目が行きますね。
ハムや、大臀筋のカットもそうです。
筋肉の形もそうなんですが、動作を見て
「この人、かなりやる」
と言った印象を受ける人もいます。
何年も同じことを続けている人は、動作自体が洗練され、細かい所作で「上級者だー」と分かります。
昔、ハンドボールをしてた時も、相手チームのウォーミングアップの動作で
「うわやっべ、あいつ無茶うまいやん」
と盗み見してた感覚と同じになります。
突然、「上腕二頭筋」に話は戻りますが。
雑誌であるボディビルダーの方が
「上腕二頭筋のトレーニング時は、手首は背屈しない方がいい」
と言っていたのですが
僕は背屈派なんです。
上腕二頭筋に最大屈曲をさせようと思えば、「手首の回外」と言う動作も必要ですが、手首が掌屈していると
指は完全に握りこめないんです。指が浮きます。
もしくは、手の甲側の筋肉がストレッチされて、痛みが生じます。
背屈すると、脱力してても勝手に手指は閉じるように出来ています。
これは、指がマヒしたときのリハビリにも使われますが、
スプーンやフォークを持つとき、背屈させると握りやすいので、そういった道具もあるくらいです。
筋トレは、解剖学や生理学も必要ですが
リハビリテーション学、人間工学と言った分野の参考になります。
とくに、お腹に電極を当てて腹筋を鍛えよう!!「シックス〇ッド」の様な商品。
あの発想は、麻痺している方のリハビリテーションで、筋肉活動レベルが「0」の状態では有効です。
腹筋を固められるレベル(持ち上げられない)
クランチが出来るレベルではどうでしょう?など
考える事はたくさんありますね。
生理学的に考えれば、水素水もそんな感じです。
まだまだ研究の余地がある分野であると思っています。
知識はあるに越したことはないと思いますので、色んな分野を参考にしていけば
トレーニングにも役に立つのではないでしょうか。