昔からこの順番に関しては、結構話題になっていました。
でも、もう新しい理論や研究がいまは出ていないと言った状況でしょうか。
もし新しい情報があれば、また教えて頂きたいし、調べなければなりませんが。
いま自分が指導している順番としては
「筋トレ」が先。
時間がたってから、有酸素をしましょう。
です。
勉強してきた生理学の観点から、というお話です。
人によって違う時もあります、という人もいますね。
ダイエット目的ならば
「有酸素」してから「筋トレ」
という指導者もいます。
ダイエット目的、と言うのは、運動による消費カロリーを言っているのでしょうか。
ダイエットが目的でも、筋肉をつける事が一番と、僕は考えていますので。
運動自体でむちゃくちゃ消費しましょう!
と言うのはしません。
そこまで消費してたら、ストレスもあるし
お腹も減るし。筋肉の分解が進みます。
また、筋トレを先にする理論の中に
「筋トレで糖分を使い切ったら、有酸素をするときに脂肪がたくさん使われる」
という人もいますが。
それも無理です。使い切る理論は、あまり正しいとは言えない気がします。
それに、仮に使い切ったら、筋肉の分解が進みます。そのうえで有酸素すると、もっと分解されます。
その前に、糖質を使い切る筋トレは、かなり上級者です。
ちなみに、筋トレでは、ATPというエネルギーを使うシチュエーションもあります。
最近、クレアチンというサプリメントもありますが、この回路に関係します。
というか、クレアチンは昔からありました。流行らなかっただけで、〇ナミでも20年以上前に「クレアチンウォーター」って売ってたんですよ。
ちなみに、〇ナミさんは
「イミダペプチド」も「カプサイシン」も、「ヨガ・ピラティス」「プレコリオレッスン」
「24時間ジム」も、すでに20年近く前に実施済みです。もっといっぱいあります(販売員と化していたので、よく知っています)
世の中の最先端を行っていたんです。
結局、先に行きすぎて。流行る頃には会社では下火と言うね、悲しい状況でした。
さて、話を戻して。
なので、クレアチンとか、自分のトレーニング法によっては、そこまで必要ない!という人もいます。
やみくもに何でも摂ればいいわけではありません。
まあ、クレアチンに関してはまだまだ研究中です。隠れた効果がもっとあれば、通常でも摂りましょうと言った理論になります。
これは様子見ですね。いまでも結構推されているサプリメントです。
高強度トレーニングの後に、「ぜいぜいはーはー」と肩で息をするくらいになるのは、運動中に酸素を使わずに動いた(ほかのエネルギーを使った)ので
使った分のエネルギーを酸素であとで補給する、といった『酸素負債』という現象です。
これくらいの強度でのトレーニングが好ましいですね。
自分が勉強してきた生理学での順番は
・体脂肪から
・脂肪酸とグリセリンにエネルギーが分解される
・血中に遊離
・エネルギーとして使う
・ダイエットになるんかな
非常に簡単に言うと、こんな感じです。
これに、筋トレやサプリメント、有酸素をどの順番で入れればいいかを解説すれば
①体脂肪から 脂肪酸とグリセリンに分解
の時に、リパーゼという酵素が必要です。
このリパーゼを出すのに
①空腹時のグルカゴンというホルモンの働き
②筋トレ直後のアドレナリン、ノルアドレナリンの2つの影響
が入ります。
②の、アドレナリンを出すのに最近では 『カフェイン』が入っているエナジードリンクが有名になりました。
ただし、こちらは糖分が結構入っているので要注意。
カプサイシンによるアドレナリン → リパーゼの流れもありました。そのサプリ、よく売れてました。
この流れから言っても、筋トレが先ですね。
また、有酸素を先にすると、脂肪を分解する要素の一つ
成長ホルモンの分泌も低下する
という研究も出ています。
それに、有酸素をがっつりした後で、さらに追いこむのでは、体内のエネルギーもなく
満足なトレーニングが出来るとは自分は思えません。
そして
③血中に遊離
しますが、筋トレで使用するほとんどのエネルギーは
グリコーゲン・ATP
ですので、こちらトレーニング中は関係なし。
筋トレ中にはバリン・ロイシン・イソロイシンが消費されますので、こちらも補給。
長く筋トレを継続したいなら、クレアチンと糖質の補給。
ここは、筋肉を育てる時間ですから。
筋トレが終わりました。
筋トレ直後に有酸素、と行きたいところですが、正直疲れています。
特に脚トレした後に走ることが出来る、ってのは、ちょっとどうかなと思います。
また、初心者の人は、先にトレーニングしてから有酸素すると、もうガクガクだと思いますし。
上半身なら問題ないでしょうが、僕は影響あると思っていますので
休憩をはさんでから行うのがベストかなと。
ただし、筋トレ開始から2時間経っていたら、もう有酸素かな。
そして最後は、
分解された脂肪酸を、水と二酸化炭素に分解してあげないと
脂肪酸とグリセリンはまたくっついて体脂肪に回収されます。
そこで、有酸素運動が出てきます。
有酸素運動は、べつに脂肪だけ燃やして動いているわけではないのです。
糖質もちゃんと使われますので、もし有酸素がしんどすぎて続かない、と思えば
糖質の補給も考えた方がいいです。脂肪を燃やす目的であれば、糖質の補給も恐れずに。
また、有酸素運動のやり方は、10分×3回を一日で行う
といったやり方もあるみたいです。
ですが、自分的にはですが、やっぱり筋トレとの組み合わせが一番なのかな。
と。
軽いジョギングか、ウォーキングでいいので、
『20以上30分以内の定常運動』でおすすめしています。
理論的に、ちゃんと生理学的にも簡単に説明が出来ないとあかんのちゃうかな。
自分が納得した理論で、経験で行う。
研究はまた、そのうちいっぱい違う理論も発表されるでしょうし。
なぜ突然この記事を書こうかなと思ったのは
Facebookで見かけたトレーナーを名乗る方が、こういったブログを載せていたからです。
僕とは順番逆なうえに、納得できない理論構成だったので(-“-)
同じ土俵に立った以上、自分と違う考えに関しては少し意見させて頂きます。