スポーツを図解したものの中に

「パフォーマンスピラミッド」

というものがあります。

 

分かりやすい図をご紹介しますが、こういったものです。

トレーナーなら、これをおさえて指導していると思うのですが

 

「力じゃない！技術だ！」

じゃない事がお分かり頂けると思います。

土台が大きければ、「技術」が大きくなるのは、分かりやすいものの例えでしょう。

土台が小さければ、その上に乗る「技術」は必然的に小さくなる。

ピラミッド型でないアスリートは、故障するか、そんなにいいプレーヤーにはなれない。

ドラム缶型ならどうなんだ！みたいな論争はしません。

実際にいるでしょうから。

 

 

基礎部分の

「姿勢」はですねー。一番、面白くないので、オリジナルに走りやすいところ。

腰を落とせ、とか、歩幅はこれ、腕の振りはこう、など。

全ての動きの基本ですね。ボール競技で言うと、ボールを使わない、初心者練習に当たります。

使わないから面白くはない。

神経系、大脳にインプットする系トレーニング。

 

そして、いま一番騒がれている部分の

「体幹」

見て頂ければわかると思うのですが、これ。

特別に取り上げられていますが、ピラミッドの一番下の部分です。

ありゃー！

特別な事ではないんです。筋力トレーニング前にしとくこと。

体幹トレーニング、きつくて地味で、みんな避けたいトレーニング。

しんどいから、体幹してないや。という感じだったりします。

そして　「基礎」なので

「体幹だけしとけばいい」　というものでもない、

という事もご理解頂けたと思います。

ここは、「ある程度」の筋力を育てるのは絶対になります。

大脳系プラス、腹筋の基礎筋力と使い方の練習。

 

 

最後に

「機能的動作」

これ、「ファンクショナルムーブメント」と言われたりしてます。

「ローデッドムーブメント」という呼び方もされています。

若干、ニュアンス違う時ありますが

ファンクショナル、なんだろ？とか

ああ！フィットネスクラブでしたことある！！聞いたことある！

という人も多いですね。

フィットネスクラブでは、

「使える身体になろう！！ファンクショナルトレーニング」

と言って。ランジしながらボール持ったり、チューブ引っ張ったり。

ここは、意味が理解できないと

「単なるバランストレーニング」

で終わったり

「曲芸見たいな事してますケド、これってスポーツ動作に関係あるの？」

になります。

ファンクショナルは

 

「負荷はあまりなし、もしくは軽めで」

「動きの正しさが一番重要」

になります。

負荷をかけてしまい、動きが出来なくなっていればそれはダメです。

これも、神経出力系トレーニング。

 

いろんなトレーニングツール出てますが

TRX、Vipr、バランスボール、ディスク、その他のツール達は

「土台を鍛えるツール」

ではなく

「土台をしっかりと使いながら、筋力も使いこなす」

という、２段同時使用トレーニングです。

身体の連携を目的としたものです。上級者向けツールです。

「土台つくり」ではありません。

土台連動トレーニングなので、筋肉の活動電位も高い。

一番下が出来ていないのに使うと、完全にあかんタイプのやつです。

ここ勘違いしやすいので、注意です。

とくにTRX。

体幹トレーニングと見られがちですが、その他の筋力も必須です。

ハンドルに手をかけて腕立てすれば一発で分かります。

通常の腕立て出来ない人はこなせません（体重の３分の２の重さでベンチ）

通常の腕立て伏せ以上の筋力要ります（体重の３分の２以上）

当然、体幹使用レベルも高くないと腰痛めます。

そして、バランスボール。

この上でスクワットするのは、バランス感覚よりも内転筋の筋力がモノを言います。

そして通常、バランスをとるのは外転筋群が重要です。

バランストレーニングをするのであれば

バランスディスクやバランスプレートで片足立ちしたトレーニングが一番です。

ボールには乗りません。

股関節を関与させない、感覚器トレーニングであれば

膝付き状態やお腹、お尻で乗るのがいいです。

 

Viprというツールになってくると、身体の使い方を上手くする

「ローデッドムーブメント」

になってきますから、だいぶ上級者向けツールに変化してきます。

キネティックチェーンの勉強になります。

 

ちなみに。

じゃあ、どうしたらええねん！！時間も教え方も分からんわ！！みたいになって。

こういったトレーニングとか順序って、特別感あふれまくってますが。

 

農作業で一発クリアです。

 

シャベルで土を掘る。投げる。

スキやクワで、土を掘り起こす。

餅つきする。

鎌で草を刈る。

など。

 

小さい頃から小さい農具でそう言った作業をしておけば

その身体に見合った負荷がかかるし、身体の使い方も覚えるし

全身をくまなく動かして、神経の発達もいいし。

 

なにより、足腰が強くなる！！

 

スポーツパフォーマンスの基礎はこの図ですが

 

地面に足を付けている行為はすべて

「基礎は下半身」

です。

地面からの床反力を利用している以上、

下半身の強化が実は一番です。

水泳がいい例外ですね。足が地面から離れた時は

土台は体幹部分に切り替わります。

ハンドボールのジャンプシュートや

バレーボールのアタックもそれにあたりますね。

 

長くなり過ぎた(*´з`)

 

 

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